"エンジニアリングマネージャーのしごと" を読んだ感想とか覚え書き
「年明けから本業で開発チームのマネージャーをすることになったし本でも読んでおくか〜」的なノリで 1 冊読んだので、感想等をメモしておく
選んだ本
「エンジニアリングマネージャーのしごと ―チームが必要とするマネージャーになる方法」 James Stanier 著、吉羽 龍太郎、永瀬 美穂、原田 騎郎、竹葉 美沙 訳
「エンジニアならオライリーやろ!✌️😁」ぐらいの雑な勢いで選んだ
この本どうだった?
- めちゃくちゃ良かった!
- 会社の先輩からお話を聞いている気分になれた
- 物語的に進むセクション・文章の流れや、解説の文章が “先輩マネージャーからの OJT” っぽい感じで好みだった (訳者のおかげ?)
- 今後のお仕事のモチベーションが上がった
- 個人的にありたい姿勢 (人・社会人として) が James Stanier の マネージャー論とかなり近かったので、マネージャーとして頑張ればより良い姿になれるかも?と嬉しくなった
- 参考になった
- マネージャーとして実施するべき具体的な事柄がまとまっていた
- すでに実施している部分 (出来ているとは言っていない) が、マネージャーとしてのどの活動に繋がっているかが整理できた
- マネージャーのアウトプットの観点において、やるべきことを意識できた
目次ベースでメモ
WIP...
第 I 部 オリエンテーション
1 章 新たな冒険 1.1 最初の週を始める 1.2 スナップショットを作成する 1.2.1 チームに自己紹介しよう 1.2.2 チーム全員と週次 1on1 を予約しよう 1.2.3 上司と初顔合わせミーティングをしよう 1.2.4 自分のスナップショットを作成しよう 1.3 アクションリストを作成する 1.4 いったん落ち着こう
2 章 まず自分を管理しよう 2.1 整理整頓をしよう! 2.1.1 ツール 1:カレンダー 2.1.2 ツール 2:ToDo リスト 2.1.3 ツール 3:メール受信箱 2.1.4 ツール 4:情報を記録する場所 2.1.5 あなたのツールキット:まとめ 2.1.6 ツールキットを使った 1 日の例 2.2 活動を分類して生産性を高めるには 2.2.1 情報収集 2.2.2 意思決定 2.2.3 ナッジング 2.2.4 ロールモデル 2.2.5 あなたの活動を分類した 1 日の例 2.3 マネージャーとしてのアウトプットを測るには 2.4 準備完了!
第 II 部 個人と働く
3 章 人間と関わる 3.1 上手なコミュニケーションをするには 3.1.1 コミュニケーションの 3 つの媒体 3.1.2 あなたに合わせるのではない 3.1.3 一貫性を保とう 3.1.4 フィードバックをするには 3.1.5 避けるべきコミュニケーションの特徴 3.1.6 コミュニケーションと共にあらんことを 3.2 委譲 3.2.1 悪い委譲:両極端 3.2.2 説明責任は委譲できない 3.2.3 委譲の物差し 3.2.4 委譲でやるべきこと、やってはいけないこと 3.2.5 実装方法はあなたに委譲する 3.3 上司との連携 3.3.1 動き出そう。待つのではなく 3.3.2 パフォーマンスについて話そう 3.3.3 マネージャーの世界の蓋を開ける 3.3.4 サマリーの力 3.4 進め!
4 章 1on1 4.1 毎週、毎週 4.2 1on1 の準備をするには 4.3 コントラクティング:最初の 1on1 4.3.1 コントラクティングとは何か? 4.3.2 コントラクティング:まとめ 4.4 話す内容と進め方 4.4.1 あなたではなく、相手のためのミーティング 4.4.2 沈黙は金なり 4.4.3 状況報告:退屈なところ 4.4.4 会話の話題のアイデア 4.5 メモを取りアクションをアサインするには 4.6 セラピストでないことに留意する 4.7 次はどうする?
5 章 その人に合った仕事とは 5.1 何が人を動かすのか? 5.1.1 欲求の階層 5.1.2 仕事の役割 5.1.3 自己実現への道 5.2 発達の最近接領域 5.2.1 タスクレベルで発達の最近接領域を適用する 5.2.2 キャリアレベルで発達の最近接領域を適用する 5.3 大聖堂とバザール 5.3.1 大聖堂を建設する人 5.3.2 バザールをぶらつく人 5.3.3 会話する 5.4 面談の前のレビュー
6 章 1 年でいちばん輝かしい季節 6.1 迷信退治 6.1.1 迷信その 1:面談はマネージャーがトップダウンでフィードバックをするためのものである 6.1.2 迷信その 2:面談は会社が行うものである 6.1.3 迷信その 3:パフォーマンスの上がらないスタッフにしか面談は重要ではない 6.1.4 迷信その 4:面談は人に嫌われているのでさっさと終わらせよう 6.1.5 迷信その 5:面談は当日のサプライズであるべきだ 6.1.6 迷信その 6:面談は昇給を言い渡すために使われる 6.1.7 迷信その 7:面談はパフォーマンスについて話す唯一の場である 6.2 評価面談の準備をするには 6.2.1 ピアフィードバックを受け取る 6.2.2 面談フォーム 6.3 当日やること 6.4 お金の話をするには 6.5 さて次は?
7 章 採用中! 7.1 採用する人を選ぶ 7.1.1 才能が多ければよいものでもない 7.1.2 カルチャーフィットについて 7.2 素晴らしい職務記述書を書く 7.2.1 職務記述書テンプレート 7.2.2 スタイル、トーン、ジェンダーニュートラル 7.3 面接プロセスを設定する 7.3.1 応募書類をレビューする 7.3.2 電話でのスクリーニングを実施する 7.3.3 1 次面接 7.3.4 技術課題(オプション) 7.3.5 最終面接 7.3.6 条件を提示する 7.4 採用の次は……
8 章 ゲームオーバー 8.1 人が去るのは普通のこと 8.2 スタッフが去るとき 8.2.1 良い退職理由 8.2.2 悪い退職理由 8.3 うまく戦う 8.4 スタッフを辞めさせる 8.4.1 PIP を準備する 8.4.2 PIP を作成する 8.4.3 PIP の受け渡しと実施 8.4.4 解雇 8.5 もう別れは十分!
9 章 友人を作り、人に影響を与えるには 9.1 チームを超える 9.2 ネットワークを構築する 9.2.1 自己紹介をする 9.2.2 定期的に連絡する 9.3 お返しをする 9.3.1 メンタリング 9.3.2 コーチング 9.4 ワンランク上を目指す
第 III 部 全体像
10 章 人間って難しい 10.1 詮索と審判 10.1.1 上も下も 10.2 ぐらつき 10.2.1 傾聴と観察 10.2.2 消化 10.2.3 伝達 10.2.4 同僚のサポート 10.3 ムチとニンジン 10.3.1 ムチ 10.3.2 ニンジン 10.4 馬鹿の山 10.4.1 ダニング=クルーガー効果 10.4.2 インポスター症候群 10.4.3 ギャップを埋める 10.4.4 ダニング=クルーガー効果と折り合いをつける 10.4.5 インポスター症候群と折り合いをつける 10.5 人間だけの問題ではなくて……
11 章 プロジェクトって難しい 11.1 サウロンの目 11.1.1 警告のサイン 11.1.2 視線を浴びているとき 11.1.3 視線がそれたとき 11.2 あなた自身の成功の犠牲者 11.2.1 人ではなく生産性 11.2.2 それであなたができることは? 11.3 スコープ、リソース、時間 11.3.1 スコープ 11.3.2 リソース 11.3.3 時間 11.3.4 レバーの透明性を保つ 11.4 いったん落ち着こう
12 章 情報の証券取引所 12.1 スパイとゲートキーパー 12.2 必要十分な情報を共有するには 12.2.1 悪い情報を届ける 12.2.2 より高い透明性へ 12.2.3 常に必要十分 12.3 社内政治 12.3.1 政治はどう起こるか? 12.3.2 政治をうまく使う 12.3.3 政治をネガティブに使う 12.4 いったん力を抜こう
13 章 コントロールを手放す 13.1 タスクを超越する 13.1.1 ストア派とあなた 13.1.2 コントロールの三分法 13.2 偽りの生産性の罠から脱出する 13.2.1L モードと R モード 13.2.2R モードを活かす 13.2.3 自分のキャパシティを賢く使う 13.2.4 通知をチェックするのをやめる 13.3 仕事以外でやることも重要 13.3.1 睡眠の重要性 13.3.2 体を動かす 13.3.3 重要なのは今だけ 13.4 本章も……手放す
14 章 良いハウスキーピング 14.1 コミュニケーションがソフトウェアの設計を決める 14.2 ギルドでサイロを壊す 14.3 トークの文化を奨励する 14.3.1 チームでのライトニングトーク 14.3.2 部門トーク 14.4 問題を学習の機会に変える 14.4.1 5Why 14.4.2 マネジメントバグ 14.5 よくある問題を解決するツール 14.5.1 このコードはなぜこうなっているのか? 14.5.2 チームは時間とともに改善しているか? 14.5.3 誰に責任があるのか? 14.6 次はキャリアの整理の話
15 章 デュアルラダー 15.1 インディビジュアルコントリビューター(IC)トラック 15.2 マネジメントトラック 15.3 キャリアアップフレームワークを作る 15.3.1 キャリアアップ表 15.4 キャリアアップに関するトラブルシューティング 15.4.1 マネージャーは両方のトラックにいるのでは? 15.4.2 マネジメントをやってみても好きじゃなかったらどうしよう? 15.4.3 キャリアアップフレームワークは主観的なものではないのか? 15.4.4 スキルセットの幅が大きい場合はどうしたらよいか? 15.4.5 キャリアトラックがどのように報酬を決定するのか? 15.4.6 うちの会社ではうまくいかない! 15.5 大きな問題に取りかかる時間
16 章 現代の職場環境 16.1 ダイバーシティとインクルージョン 16.1.1 パイプライン 16.1.2 文化的な問題 16.1.3 あなたができること 16.2 リモートワークへの移行 16.2.1 見た目ほど簡単ではない 16.2.2 リモートワークをサポートする準備をする 16.3 ワーク・ライフ・バランス 16.3.1 チームを守ろう 16.3.2 すべきことをする 16.4 文化について 16.5 ユニコーンの国へ
17 章 スタートアップ 17.1 ソフトウェアが世界を飲み込む 17.2 マネージャーの機会 17.2.1 マネージャー第 1 号になる 17.2.2 波を捕まえて乗る 17.3 マネジメントがスタートアップの将来を左右する理由 17.4 あなたの未来はどうなっている?
18 章 クリスタルボール 18.1 生命、宇宙、万物のあいだにあるもの 18.2 自分のビジョン 18.2.1 自分はどうしてここにたどり着いたか? 18.2.2 次の 10 年は? 18.3 あなたの計画 18.3.1 プランステートメントを書く 18.3.2 コンピテンシーを評価する 18.3.3 スキルバックログを作る 18.4 エクササイズをスタッフとやってみる 18.4.1 ステップ 1:10 年ふりかえり 18.4.2 ステップ 2:10 年コーチングセッション 18.4.3 ステップ 3:スタッフのビジョンのレビュー 18.4.4 ステップ 4:インプット、レーティング、宿題 18.4.5 ステップ 5:1 年コーチングセッション 18.5 これでおしまい